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第 4 章 — 月次レポート

この章で分かること

4-1. 月次レポートとは

生徒ごと・月ごとの学習記録です。スタッフが手で書きます。 承認すると、それ以降の回答で AI がこのレポートを参照するようになります。

  スタッフがレポートを書く
        ↓
  「承認して保存」を押す
        ↓
  AI が読める形に変換される(自動・数秒〜)
        ↓
  生徒が質問する
        ↓
  質問に関係のある部分だけがレポートから探し出され、
  AI の回答に使われる
        ↓
  「今月のレポートを見る限り、〜が課題だったね」のように、
  どこから持ってきた情報かが分かる形で答えに現れる

「承認」しても、生徒や保護者には自動で送られません。 承認は「AI がこのレポートを読めるようにする」という意味だけです。 生徒・保護者への配布は、これまでどおり塾の方法(面談・紙・メールなど)で行ってください (第 6 章「今はできないこと」)。

4-2. 登録の手順

レポート(開くと「レポート管理」)→ 右上の 新規レポート。

新規レポート作成のフォーム。上段に「生徒(選択式)」と「対象月(月の入力)」、次に「タイトル」、その下に「AI 参照対象にする」のチェックボックス、続いて「本文(Markdown)」の見出しの右に「編集」「プレビュー」の切替ボタン、大きな本文入力欄。最下部に「承認して保存」「下書き保存」「キャンセル」のボタンが並んでいる
新規レポートの作成フォーム。入力例はサンプルです。生徒と対象月はあとから変更できません。(この画像は少し古く、今の画面にある「生徒や講師の氏名は書かないでください」の注意書きが写っていません)
入力欄必須入れる値
生徒必須対象の生徒。あとから変更できません
対象月必須どの月のレポートか。あとから変更できません
タイトル必須例:2026年6月 学習レポート
AI 参照対象にする—最初からオンになっています。オンのまま承認すると AI が読めるようになります
本文任意その月の学習内容。箇条書きで十分です

同じ生徒の同じ月のレポートは、1 件しか作れません。 作ろうとすると この生徒のこの月のレポートは既に存在します と出ます。 書き足したいときは、既存のレポートを編集してください。

本文の書き方

本文欄の右上に 編集 / プレビュー の切り替えがあります。プレビューを押すと仕上がりが確認できます。

行頭に記号を付けると、見出しや箇条書きになります(覚える必要はありません。ふつうの文章でも大丈夫です)。

# 2026年6月 学習レポート

## 今月やったこと
- 数学:二次方程式(解の公式まで)
- 英語:不定詞、関係代名詞の導入

## できるようになったこと
- 解の公式を使った計算はほぼ正確にできる

## 次の課題
- 文章題で式を立てる部分。「何を x にするか」で止まることが多い
- 英語は長文になると単語で詰まる

2 つの保存ボタン

ボタン意味AI は読むか
下書き保存書きかけの状態で保存する読みません
承認して保存内容を確定して、AI が読める状態にする読みます(AI 参照対象がオンのとき)

画面の下にはこう書かれています。

「承認して保存」すると、AI 参照対象がオンのレポートは Bot が回答時に参照するようになります(生徒への Slack 送信は行いません)

本文の途中で Enter キーを押しても、うっかり「承認」されることはありません(下書き保存として扱われます)。 書きかけの内容が AI に読まれてしまうのを防ぐためです。

4-3. 何を書くと AI に効くか

効きにくい書き方効く書き方
よく頑張りました。この調子で続けましょう。 二次方程式の計算は安定。文章題は「何を x にするか」で止まることが多い。
数学:教科書 p.40〜52 数学:二次方程式(解の公式まで)。因数分解に戻ると解ける問題もあるので、両方の見分けが課題。
英語の成績が上がりました。 英語:不定詞の 3 用法は見分けられるようになった。関係代名詞は導入したばかりで、まだ自分では書けない。

ポイントは 「何をやったか」+「どこまでできて、どこで止まるか」 です。 AI はこれを読んで「この生徒はここまで来ている」と判断して回答を組み立てます。

本文にも生徒の氏名は書かないでください。 承認したレポートは、質問に関係する部分が抜き出されて AI に渡ります。 そのとき氏名が書いてあれば、氏名も一緒に渡ってしまいます。 生徒を指すときは 「本人」「この生徒」 と書いてください。 タイトルも 2026年6月 学習レポート のように、氏名を入れない形にしておくと安全です (誰のレポートかは「生徒」欄で分かります)。

4-4. AI が読める状態になったかの確認

承認するとすぐに、AI が探せる形への変換が自動で始まります。 これが終わっていないと、レポートは回答に使われません。必ず確認してください。

用語の補足:Embedding(エンベディング)
管理画面に出てくる言葉です。「AI が過去のレポートの中から、質問に関係のある部分を探せるようにする下準備」のことです。 文章を AI が比べやすい形に置き換える処理で、レポートを保存すると自動で走ります。 スタッフが中身を知る必要はありませんが、「これが終わっていないと AI はレポートを読めない」ことだけ覚えてください。

確認する場所

場所正常な表示
レポート一覧の 状態 列承認済み(緑)
レポート一覧の AI参照 列✓ 対象(緑)。対象外なら AI は読みません
レポート詳細の 最終 Embedding日時が入っている。未生成 のままなら AI はまだ読めません
レポート管理の一覧画面。生徒・対象月・タイトル・状態・AI参照・更新日の列が並び、3 件のレポートが表示されている。緑色の「承認済み」バッジの行では AI参照の欄が緑色の「✓ 対象」、灰色の「下書き」バッジの行では AI参照が「対象外」になっている
レポート一覧。承認済み(緑)かつ AI参照が ✓ 対象 の行だけが Bot に読まれます(表示内容はサンプルです)
レポート詳細ページの上部。見出しにレポートのタイトル、その下に生徒名と対象月。右上に「Embedding 再生成」と「編集」のボタン。その下の帯に「状態: 承認済み」「AI参照: ✓ 対象」「最終 Embedding: 2026/08/31 12:18」「更新日時: 2026/08/31 12:15」が横並びで表示されている
レポート詳細の上部の帯。最終 Embedding に日時が入っているのが正常な状態です

黄色い警告が出たとき

レポート詳細に次の警告が出ることがあります。

Embedding 再生成が必要です

本文が更新されてから AI 参照データ(Embedding)が再生成されていません。 「Embedding 再生成」を実行すると最新の内容が Bot の回答に反映されます

この場合、管理者に「このレポートの Embedding 再生成」を頼んでください。 ページ右上の「Embedding 再生成」ボタンを押せるのは管理者だけです(押すたびに AI の利用費用がかかる操作のためです)。 スタッフの画面にもボタンは見えますが、スタッフが押すと Embedding 再生成は管理者のみ実行できます と表示されます。 管理者が押すと変換がやり直され、警告が消えて「最終 Embedding」の日時が新しくなります。

レポート詳細ページの上部。黄色い枠の警告に「Embedding 再生成が必要です — 本文が更新されてから AI 参照データ(Embedding)が再生成されていません」と表示され、その右上に「Embedding 再生成」ボタンがある。下の帯では最終 Embedding の日時が更新日時より古くなっている
黄色い警告が出ている状態。管理者が右上の Embedding 再生成 を押すと警告が消え、最終 Embedding の日時が新しくなります(このボタンはスタッフにも見えますが、押せるのは管理者だけです)

また、保存した直後に次のような通知が出ることがあります。

保存しました(AI 参照データは未更新)
Embedding の自動再生成に失敗しました。詳細ページから手動で再生成してください

この通知には「詳細ページから手動で再生成してください」と出ますが、手動の再生成は管理者だけができます。 そのレポートの詳細ページを開いて、最終 Embedding が「未生成」または古い日時のままなら、管理者に再生成を頼んでください。

管理者に再生成してもらっても「最終 Embedding」が「未生成」のままの場合は、開発者に連絡してください。 レポートを書いても AI が読めていない状態が続いてしまいます(第 5 章)。

4-5. 毎月の段取り(目安)

レポートを直したときも同じです。本文を編集して保存すると、AI 用の変換が自動でやり直されます。 編集ページには「保存時に AI 参照データ(Embedding)が自動的に再生成されます」と書かれています。 念のため、保存後に 最終 Embedding の日時が新しくなっているか見てください。

レポートは何ヶ月ぶんでも積み重ねられます。過去のレポートも承認されていれば参照対象です。 その中から、質問に関係のある部分だけが選ばれて使われます。